今回は

「たんぱく質を1日にどれぐらい摂取したら良いか  」

その目安についてお話しします。

 

たんぱく質が多く含まれる食材の中には

ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

 

ですから積極的に食べた方が良いのですが

具体的な目安をお伝えします。

 

妊活中の
たんぱく質摂取量の目安は

1日に 体重1キログラムあたり1.3gから1.5g です。

50kgの体重でしたら75gのたんぱく質を

摂っていただくことが目標となります。

 

タンパク質の中でも特にとっていただきたいのは

動物性のタンパク質 です。

肉、魚、卵などの動物性タンパク質は、

植物性のたんぱく質よりも

体内で有効に働きやすいということが わかっています。

それから、 動物性のタンパク質と植物性のたんぱく質は一緒に食べることで利用されやすくなるので、

1回の食事で 色々な種類のタンパク質を摂るようにしましょう。

鉄を摂取するためにも、

赤身のお肉や魚の血合いの部分を

多めに摂ると良いと思います。

 

EPAをたくさん含んでいる青魚には

体の中で炎症や血栓を予防する働きが あります。

特に妊活中には たんぱく質をしっかり摂っていただきたいですが

注意してほしいことがあります。

 

「同じ食材を続けて食べないこと」

 

遅延型のアレルギーが起こる可能性があるので、

同じ食材はなるべく

5日以上は続けて食べない方が良いです。

ですから、毎日のお食事で

お肉やお魚は種類を変えて召し上がるようにしてください。

例えば 今日が豚肉だったら

明日は牛肉

明後日は鶏肉

のようにお肉の種類や部位を変えます。

お魚だったら 種類も豊富なので選びやすいかと思います。

サバ

タラ

さんま

えび

タイ

ブリ

かに など種類を変えて食べるようにすると良いですね。

メニューもバラエティに富んだものができそうです。

 

またタンパク質は、

消化するのに時間がかかるので、

意識してよく噛むようにしてください。

 

胃腸の負担を軽減することも

妊娠しやすい体質になるためには

大切なことです。

 

妊娠中も

赤ちゃんがお腹の中で成長するために 大切なのは

体を作る材料であるタンパク質が 十分に届いていることです。

 

タンパク質の少ない食事を続けていると

母体にも胎児にも栄養が不足し

体調不良や成長がおもわしくないといった弊害も出てくる可能性があります。

 

そしてもう一つとても大事なことで 気をつけていただきたいのは、

植物性タンパク質の中で

「小麦の中に含まれるグルテン」

「乳製品の中に含まれるカゼイン」

アレルゲンとなって 腸内環境を悪くしてしまい、

妊娠しづらくなってしまう可能性があるということです。

 

腸内環境を整えるために
なるべく小麦製品や乳製品を避けるようにしましょう。

このことについてはまた 他の機会にお話ししますね。