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皆さまこんにちは!ファンクショナルマッサージ治療室新宿院です。
今回は、妊活においてとっても大事な要素である「血糖値コントロール」についてお話しします。
●血糖値とは?
血液中のブドウ糖濃度を示す値のことを指します。
食事で摂取した、ご飯やパン・麺などの炭水化物は小腸という臓器で「ブドウ糖」という状態まで細かく砕かれ、血液に乗っかり全身に運ばれて、細胞のエネルギー源として消費されます。
この血糖値が高くなる病気が「糖尿病」。
糖尿病の方がインスリン注射を打ちながら血糖値コントロールされる…という姿が目に浮かぶかと思います。
そういったことから、血糖値コントロール=糖尿病とイメージされがちで、自分には関係ない!と思われている方も多いのではないでしょうか?
●実は糖尿病の方だけではない!とっても大事な血糖値コントロール
血糖値は、ご飯を食べれば上がりますしエネルギーとして使われれば段々と下がっていきます。
その上下幅はだいたい上:140 下:70でそれより高ければ高血糖、低ければ低血糖といわれます。
ここで問題なのは、血糖値が上限を上回るのは糖尿病患者さんだけだないということ。
精製された糖質(例えば、白米・白砂糖など)を食べると簡単に血糖値が140を上回ってしまうのです。
人によっては瞬間的に200を超える方も。これを食後高血糖といいます。
●とっても身体に良くない、血糖値の乱高下
人間の体はホメオスタシスといって、状態を一定に保とうとします。血糖値で言うと90あたりを保とうとする。
なので、140を上回った血糖値を元に戻すために体はインスリンを分泌するのですが、高くなりすぎた血糖値をおさめるためにインスリンが出過ぎてしまい、今度は血糖値が下限の70を下回ってしまう。
この時の症状を低血糖症状と言い、下記のような症状が出ます。
・眠気
・だるい、集中できない、やる気が出ない
・食いしばり
そして、70を下回ると体は生命危機を感じ
アドレナリン・ノルアドレナリンといったホルモンをせっせと出して血糖値をなんとか90に戻す。
アドレナリンやノルアドレナリンは血糖値を上げてくれると同時に、下記のような症状を引き起こします。
・体の過緊張(肩こり、腰痛)
・精神の興奮状態(イライラ、攻撃的、キレる)
・手足の冷え
・めまい
・動悸
・不安感、息苦しさ
…見ただけで血糖値乱高下が身体に良くないことがわかりますよね💦
食後、上記のような症状に悩まされてる方も多いのではないのでしょうか?
食後の眠気やイライラはあなたの性格ではなく、食事による血糖値乱高下から来ているのです。
●血糖値の乱高下と妊活
さて、血糖値の乱高下がよくないことはわかっていただけたかと思いますが、こと妊活にとってどんな悪影響を与えるか?をお話ししていきます。
まず、血糖値が上限の140を超えると血管の糖化現象がはじまると言われています。
(糖化とは?・・・取りすぎて余った糖とタンパク質がくっついてタンパク質が変性すること。それが血管や細胞にこびりついて悪さをします)
この糖化が卵胞で起きたらどうなるか?
・卵胞が硬くなり、卵が排卵しづらくなる
・血液に乗って運ばれてくるホルモンや栄養が硬い卵胞にはじかれて、卵子に届かなくなる
次に、下限70を下回りアドレナリンで血糖を上げようとすると副作用として下記のようなことが起きます。
・子宮・卵巣周囲の毛細血管が収縮し、ホルモンや栄養が行き届かなくなる(=卵子が育ちにくい、内膜がうまくつくられない)
・平滑筋で構成されている卵管が収縮し、卵管狭窄となる
このようなことがイメージできます。
実際に食事に気をつけるだけで、妊活がスムーズに行く方はもちろん、女性疾患が快方に向かう方を数多く見てきました。
●最後に
妊活で良い結果を得るためには1にも2にも食生活だと思います。
ここを正さずして、クリニックに通ってもサプリを飲んでも鍼灸治療に通っても思うような結果は得られづらいし
仮に妊娠できたとしてもその後の身体やメンタルの管理がとても大変になっていきます。
どのような食生活を送ればよいか?についてはまた改めてお話しさせていただきますが、何となくの不調、長引く不妊治療の原因に血糖値コントロールがあることを是非頭の片隅に入れて、日々を過ごしてみてください💓
その上でのサポートは当院でしっかりとさせていただきます😊
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