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今回は鉄(Fe)についてお話ししていきます。
妊活には、必要不可欠な栄養成分なので、何回かに分けて鉄についてご説明していきたいと思います。
まずは鉄の働きについてです。
鉄には、
・酸素を運搬する
・細胞への酸素の取り込みに関与する
・エネルギー産生に関与する
・成長を促進する
・造血に関与する
・全身の機能を高める
といった働きを持っています。
妊活において鉄の働き
・子宮の粘膜をつくる材料
鉄が不足すると受精卵は着床しにくくなります。
子宮が赤ちゃん(受精卵)を迎えるベッドだとしたら、鉄はふかふかのマットレスだと思ってください。
鉄分が不足すると。。。
女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)の合成が滞ります。
またヘモグロビンによる酸素の運搬ができなくなります。
体内の酸素不足+分泌が滞り、子宮内膜が成熟しないという事態が起こるのです。
さらに、鉄分は卵細胞の成長に必要なため、不足すると育ちにくくなったり、質にも影響を与えることもあります。
女性は毎月の月経で鉄が失われるため、妊娠可能な年齢の女性のほとんどが鉄欠乏に陥っていると言えます。
では、この働きを高める為に、鉄だけを摂取すればいいのかというと、そうではないんです。
そもそも鉄分は
1日に最低、10.5mgは必要とされていますが、それだけの鉄分をしっかり取れている人は1割もいません。
鉄分自体、食べ物から摂取するのが一番いい方法なのですが、1日に最低必要な鉄分量の10.5mgを
食べ物から取ろうとした場合は、
・納豆なら7パック
・大豆なら118g
・牛ひれ肉なら440g
・ほうれん草なら550g
などなど、
実際に食事から取るとなると、非常にたくさんの量を
毎日食べなければいけないため、現実的ではありません。
さらに、鉄分の吸収をサポートする栄養素と
一緒に取らないと意味がありません。
鉄の吸収率は一緒に摂取する食物成分により大きく影響を受ける。
タンパク質、アミノ酸、ビタミンCは鉄の吸収を促進します。
そして食物に含まれる鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。日本人の食べる食材には非ヘム鉄が多く含まれますが、吸収率が高いのは肉や魚に含まれるヘム鉄です。
ヘム鉄は動物性食品に多く、非ヘム鉄は植物性食品に多く含まれます。
ざっと鉄についての説明です。
じゃあ鉄はどのくらいとった方がいいの?
妊活の時の摂取量はどのくらい?
今摂取している量で果たして足りてる?
など詳しく掘り下げていきますね(^o^)
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